住宅ローンの固定金利と変動金利で迷う方必見!選び方や違いをわかりやすく紹介

コラム

木村 貫太

筆者 木村 貫太

不動産キャリア2年

住宅ローンを検討しているとき、「固定金利と変動金利のどちらを選ぶべきか」と悩む声をよく耳にします。景気や金融情勢の変化により、どちらが安心なのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、固定金利と変動金利の仕組みや最新の金利動向、選び方のポイントについて、専門的な知識がなくても理解できるよう丁寧に解説します。比較や将来設計の参考に、ぜひ最後までご覧ください。

現在の住宅ローン金利の動向と固定金利・変動金利の違い

まず、2024年から2025年にかけての住宅ローン金利の推移を見てみましょう。変動金利は引き続き非常に低い水準で推移しており、2025年11月時点ではおおむね0.4~0.6%台前半です。これは日銀の政策金利が小幅な引き上げにとどまっていることや、金融機関が競って低金利を提示していることによります。

一方、固定金利はやや上昇傾向にあります。2025年3月の金利相場では、10年固定でおよそ1.5~2.0%、35年全期間固定(フラット35)で約1.94%でした。 また、12月時点では10年固定の平均が2.446%、フラット35が1.970%と、長期金利の上昇を反映してやや高めに推移しています。

次に、それぞれの金利タイプのしくみをわかりやすく整理します。変動金利は銀行間の短期金利に連動し、金利が市場変動に応じて見直される仕組みです(※)。固定金利は長期金利、特に10年国債利回りに連動し、借入時から一定期間、または全期間利率が固定されます。

以下に、変動金利と固定金利の違いを簡潔に表にまとめました。

項目変動金利固定金利(10年・全期間など)
金利の特徴借入時は低水準であるが、将来見直される借入時に金利が確定し、期間中安定
金利水準約0.4~0.6%10年:約1.5~2.4%、全期間:約1.9~2.0%
市場連動性短期金利に連動10年国債などの長期金利に連動

この記事をご覧の方は、固定と変動のどちらを選ぶべきか迷われている方だと思います。それぞれの金利タイプの特徴やリスクを整理することで、将来の返済計画の見通しを立てやすくなります。次の見出しでは、固定金利を選ぶ際のポイントについて詳しくご案内します。

固定金利を選ぶ場合に知っておきたいポイント

住宅ローンの固定金利を選ぶ際には、返済額が一定であるという安心感が最大の魅力です。たとえば「フラット35」など全期間固定タイプでは、金利が変わらないため、長期にわたる家計の支出予測が立てやすく、家族の将来設計にも対応しやすいメリットがあります。

また、金利上昇局面においては、固定金利の価値がより際立ちます。2025年4月時点では、変動金利は約0.5~1.0%の水準である一方、固定金利(フラット35)は2.1~2.9%程度となっており、それでも過去水準から見れば依然として低水準とされています。35年間安定してこの水準で返済できる安心感は大きな強みです。

以下の表では、固定金利を選ぶ際に知っておきたい基本的なポイントを3つにまとめています。

ポイント 内容
返済額の安定 金利が変わらないため、将来の家計計画を立てやすいです。
金利上昇への備え 利上げ局面でも返済額が固定されるため、家計の急変を避けられます。
過去との比較で低水準 現在の固定金利は歴史的に見て低水準であり、長期にわたり利点が期待できます。

固定金利は、現在の低金利が長期間続かないリスクを避けたい方や、将来的な収入の変動に備えたい方に向いています。安心できる返済計画を望まれる方にとって、検討に値する選択肢です。

:変動金利を選ぶ場合に知っておきたいポイント

住宅ローンの変動金利を選ぶ場合には、以下のような点をしっかり理解しておくことが大切です。

ポイント内容補足説明
① 当初の金利が低い多くの金融機関で変動金利の金利水準は0.6%~0.7%台と非常に低く設定されています変動金利は固定金利に比べて借入開始時の負担が小さいメリットがあります
② 金利上昇リスク将来的に金利が上昇した場合、返済額も増加する可能性があります日本銀行の政策金利や市場の動向に影響されやすいため、注意が必要です
③ 検討時期の判断基準現時点で金利が低水準にある一方、上昇傾向が続く可能性もあります金利の動向と自分の返済計画を照らし合わせて、選択を検討しましょう

まず、変動金利の大きなメリットの一つは、借入開始時点での金利がとても低い点にあります。たとえば、2025年12月時点では、変動金利は0.6~0.7%台で安定しており、固定金利よりも低水準です 。

一方で、変動金利には金利が将来上昇するリスクが伴います。日銀の政策金利引き上げや長期金利の上昇など、市場条件が変化すれば返済額も増える可能性があります 。

さらに、選択する時期の判断も重要です。現在は変動金利が低水準にとどまっているものの、今後の政策変更や経済情勢の変化によっては上昇傾向になる可能性があります 。そのため、ご自身の収入や返済計画、金利への耐性をふまえた判断が大切になります。

固定金利と変動金利の選び方-悩む層へのアドバイス

住宅ローンの金利タイプを選ぶ際に、「どのようなライフプランや価値観をお持ちの方にどちらが向いているか」はとても重要です。ここでは、固定金利と変動金利のそれぞれが向いている方の特徴をわかりやすく整理した表を用いてご案内します。

金利タイプ 向いている方 理由
固定金利 ・毎月の返済額を確実に把握したい方
・将来の支出増(教育費など)が見込まれる方
・返済期間が長く、安定志向の方
金利が返済期間中固定されるため、計画的に資金管理がしやすく、長期的な安心感が得られます。
変動金利 ・当初の返済負担をできるだけ軽くしたい方
・繰り上げ返済などで返済額を調整できる余裕のある方
・多少の金利変動にも対応できる柔軟な家計運営が可能な方
借入当初の金利が低いため毎月の返済額を抑えられ、資金に余裕のある方であれば将来の金利上昇にも対応しやすい働きがあります。

固定金利は、返済計画の確実性を重視する方や、家計に変動を避けたい方に適しています。変動金利は、当初の低金利を活かして返済を始めたい方や、繰り上げ返済などで将来に備える余裕のある方に向いています。

さらに、住宅金融支援機構の2025年4月調査では、利用者の約8割が変動金利を選んでいる一方、「金利の低さ」を選択理由に挙げる方が多く、「金利上昇に備えたい」「返済額を安定させたい」と考える方は固定金利を選ぶ傾向にあることがわかっています。

最終的には、ご自身の家計の収支見通しや将来設計と照らし合わせて、無理のない返済計画を立てられる金利タイプを選ぶことが大切です。

まとめ

住宅ローンの固定金利と変動金利は、それぞれ仕組みや特徴に明確な違いがあります。どちらを選ぶかは、ご自身のライフプランや安心感を重視する度合い、また将来の金利変動への考え方によって異なります。本記事を通して得た情報をもとに、ご自身やご家族にとって最適な選択肢を冷静に見極めていくことが大切です。一人で悩まず、納得できるまでじっくり検討してみてください。

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